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神様と巨石でグルグル
2008/03/02(Sun)
 頭の中がグルグルしています。。。

 プレアデスとかシリウスとか。。。
 アトランティスとかレムリアとか。。。

 そういったものから少し離れようと思っていました。。。

 そして、本格的に魔女修行を始めようと決心してからはまず、魔女とは一体何なのか。。。
 そういった知識的な部分から、今回は真面目に入っていこうと、いろいろと
 読み漁っていたのだけれど。。。

 まず、今のウィッカは、ジェラルド・ガードナーが古代から続く古い宗教や、
 黄金の夜明け系の儀式魔術的なものなどをいろいろと混ぜ合わせて興した、
 いわゆる新興宗教だということが解りました。。。
 時代的に、フェミニズム運動ともかなり関わりが深い感じがする。。。

 そしてウィッカの実践の中には違和感を感じるものもいくつかあったので、
 そういったものを一つ一つ取り除いていくと、どうも、ケルトのドルイド教の中に
 私の見ているものがあるのかもしれない。。。と、そんな気になってきました。
 ケルトやドルイドって以前からとても好きでしたし。。。
 なんだか、灯台もと暗し??なんて思ったり。。。

 現代でも、かつてのドルイド教を復活させようと、ストーンヘンジで夏至の
 祭祀などを行う人々がいたりします。。。
 当時のドルイドもストーンヘンジでそういった儀礼は行っていたようですが、
 そのストーンヘンジを建立したのは、彼らではありません。。。

 ドルイド達はケルト人よりも以前に、その地に住んでいた民族の建てた
 遺跡を、そのまま使っていたようです。。。


 旧石器時代。。。
 ブリテン島はヨーロッパ大陸と陸続きであったため、主に地中海方面から
 様々な人達がやってきて、この地に農耕や石の建築などをもたらしました。

 その後、氷河期が完全に終わり地球が温暖になると、氷は溶け、海水面が
 あがった為、この土地は今のような島になりました。。。

 なので、その後この島に入ってくることが出来るようになったのは、
 まとまった人数を乗せて、波の荒いドーバー海峡を越えることが出来るような
 船を造れるようになった、鉄器時代のことだそうです。。。
 この時に、大陸から渡ってきたのがケルトの民。。。


 魔女狩りの時代。。。
 悪魔崇拝の魔女とされた人々は、農民が多かったようですが、こういった
 階級の人達が信仰していた神様(教会に悪魔扱いされた)は、もしかすると
 ケルト人達以前の人達が信仰していた神様だったかもしれません。。。
 農民の他に、実は王達にもこういった異教の信仰を持ち続けていた人が多々
 いたようです。。。(あくまでもマレーの説ですが。。。)

 有角神と大地母神。。。

 この神様達は旧石器時代の壁画や像などに見られることは以前も書きましたが、
 新石器時代にはその痕跡が一端消えてしまうそうです。。。
 ただ、青銅器時代になると再びそういったものの痕跡が見られるそうなので、
 きっと、痕跡はなくても、昔からずっと続いていたのだろう。。。と、マレーは語ります。

 そしてマレーによると、ブリテン島のこの青銅器を使う人達。。。
 鉄器民族よりも前に、もともとそこに住んでいた人達が実は「妖精」と関わりが
 あるのでは?と。。。

 ここら辺が、少しケルト神話ともかぶります。。。


 ストーンヘンジのお話に戻りますが。。。
 
 紀元前3,000年以前、主にアイルランド島とグレートブリテン島からなる
 ブリテン諸島では、2,000以上もの巨石建造物が建てられたそうです。
 ところが、この巨石文明は突然姿を消し、誰が、何のために造ったのか、
 いっさいが謎に包まれてしまったようです。。。

 ストーンヘンジは紀元前3,000〜紀元前1,500年まで、約1,500年にわたって
 聖地、または天文台として使用されていたというのが、今の有力な説らしいですが、
 ここを始め、ヨーロッパの巨石文明は文字を持たないうえに、ストーンヘンジが
 放棄された頃、いっせいにその姿を消してしまったみたいです。。。
 
 地中海のマルタ島の巨石神殿を造った人達も、ある日突然消えてしまった
 そうです。。。

 この巨石神殿。。。
 有名なギザのピラミッドよりも500年から1000年も古い紀元前3500年
 以前のものだそうです。。。
 そして、マルタの遺跡には「牛」のレリーフも見られたり、「マルタのヴィーナス」と
 呼ばれる豊満な肉体の女神の土偶も見つかっているそうです。。。

 なんだかこのあたりも、例の有角神と大地母神とダブりますが。。。

 そして、ほとんど神殿では、その出入り口が、夏至か冬至、あるいは春分秋分の日の、
 日の出の方向を向いているそうで、このあたりはストーンヘンジともダブります。

 更に気になったのは。。。
 マルタの先史時代の遺跡に多く見られる「渦巻模様」。。。


 マルタの渦巻き




 渦巻状の模様は、外側の開始点が、「誕生」を、中心の終了点が「死」を表し、
 一度渦をたどって中心の「死」に至っても、また、逆に渦をたどっていけば、
 誕生に戻ることが出来ると。。。

 渦は「復活」「再生」の象徴でもある。。。と聞いたことがあります。。。

 アイルランドの、ケルト以前の民族が建てたニューグレンジも渦巻きグルグルです。。。
 そして、今の私の頭のなかもグルグル。。。(爆)


 ニューグレンジ2



 ケルトの宗教、ドルイディズムの「輪廻転生」の思想は。。。
 こういった遺跡からの影響もあるのかもしれません。。。
 ケルトにも渦巻きはありますし。。。


 何かが繋がりそうな。。。


 有角神と大地母神。。。
 太陽と月。。。
 巨石文明の民族。。。


 まだ、頭の中が整理出来ていないのだけど。。。  
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ブロセリアンドの森
2008/03/11(Tue)
 
フランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩くフランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩く
(2003/07)
武部 好伸

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 また。。。つい衝動買いしてしまった。。。
 でも。。。ケルトのお話はやっぱり。。。魔女のお話以上に、ドキドキする。。。

 やっぱり私。。。ケルト。。。大好きなんだなぁ。。。

 フランス、ブルターニュ地方のレンヌから程近いパンポン村。。。
 このパンポン村は「ブロセリアンドの森の中心地」。。。と、地図に記されて
 いるそうです。。。

 著者が「プロセリアンドって何ですか?」と訊ねると、現地の観光案内の
 女性は屈託のない笑みを浮かべ、こう答えたそうです。。。

 「マーリンとヴィヴィアンが幸せに暮らす伝説の森です。」

 ・・・と。。。

 わぁ。。。
 もう。。。これだけで、私はドキドキしちゃう。。。


 本からの抜粋です。。。



 ブロセリアンド(Broceliande)。。。
 太古の昔、ブルターニュの全土が深い森に覆い尽くされていた。

 うっそうと生い茂る樹々。。。
 木漏れ日しか通さず、昼間でも薄暗い空間。
 湿り気を帯びた空気が漂い、苔がびっしり繁殖している地面。

 そんな不気味な森が、いわばブルターニュの原風景だった。
 野生動物ならいざ知らず、人間にとっては非常に住みづらい場所だ。

 けれどもそんな近寄りがたい場所こそ、古代ケルト人(ガリア人)の
 宗教の場であった。
 霊魂不滅を信じるドルイド教の神官(ドルイド僧)が夜な夜な松明をたき、
 部族のあらゆることを占っていた聖地。

 それが「ブロセリアンドの森」だった。。。

 おそらくこの世とは思えない神秘的な儀式が奥深い森の片隅で
 行われていたのだろう。
 この「ブロセリアンド」という言葉は、古代ケルト語の「聖地」を意味する
 「ブレシュリアン」に由来しているという。

 そこは妖精、神、精霊、幽鬼、魔女、悪魔・・・。
 こうした超自然的なモノがうごめく場所であった。

 つまり現世からすれば向こうの世界、彼岸に当たる「異界」の地。。。
 眼に見えないものが存在する、極めてケルト的な小宇宙がひろがっていたのである。

 さらに中世になると、そこにアーサー王伝説が加わった。

 円卓の騎士たちが聖杯を求め、冒険に繰り出した森、魔法使いマーリンと
 妖精ヴィヴィアンが恋に落ち、終の住処にした森、そして”湖の騎士”
 ランスロットが誕生した森・・・。

 ロマンと伝説に満ち溢れた魅惑の地として「ブロセリアンドの森」は
 人々の心を強く惹きつけた。。。

 こうした伝説とはべつに、この森は外界から遮断されていたので、中世には
 キリスト教の修道士や隠者がここで瞑想にふけっていたという。。。



 
 いつか。。。絶対に行ってみたい。。。
 
 ケルトの地を訪れるために。。。
 私は自分に課したものがあって。。。
 それを満たすまでは、かの地は踏まないと。。。そう思っていたあの頃。。。

 そこに行くとなにかが起きて、もう戻ってこれなくなってしまうのでは。。。
 なんてちょっと怖かったりもしたから。。。

 
 この頃の私はどうかな。。。
 あの頃よりは少し。。。
 成長できたかなぁ。。。

 なんて思ったりもして。。。(笑)
 

 精霊の宿る木

   〜精霊の宿る樹〜
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アンナマリア
2008/03/14(Fri)
 以前、ダンスのレッスン後、一緒にレッスンをしていた人のひとりにいきなり。。。

 「あの!!あなたのこと、これからアンナマリアって呼んでいいですかっっ??」

 ・・・と突然。。。なんだかすごい勢いで聞かれた(笑)
 その人と、初めて交わした会話がそれ。。。(爆)

 その時は時間がなくて、あまりたくさんお話出来なかったのだけれど、
 その後、先生のサロンコンサート後のパーティーの席で、あれは
 どうして??と聞くと。。。
 
 「あなたはなんだか、アンナマリアって感じだから^^
  これから、アンナマリアって呼ぶことにするね〜」

 ・・・と、言われた(笑)

 アンナマリア???^^;;

 その人に、アンナマリアってどんな人?と聞いたら、「よく解らないけど
 そういうイメージなの。」という、?????な答えが。。。
 その人は、先生にも「ね、先生、アンナマリアって感じだよね!」なんて振ってたけど、
 そうしたら、先生まで「あぁ。。。そうね。。。」なんておっしゃるものだから。。。
 「ほら〜〜、先生も納得してる!アンナマリアに決定!」。。。と。。。(笑)
 そういうことになってしまった。。。



 そのことはすっかり忘れていたのだけれど、この頃、それを思い出すようなことが
 ちょっとあった。。。
 もうすぐまた、レッスンがあるからなのかなぁ。。。


 今読んでいる本は、ケルトの地。。。ブルターニュ地方の旅物語なのですが、
 その中に、モルビアン県のサン・タンヌ・ドーレという町の「パルドン祭」のお話が
 出てきます。。。

 このお祭りはカトリックのお祭りで、この地方ではとても大きな、有名なお祭り
 なのだそうですが、それは、その聖人に由来するからなのだそうです。。。

 その聖人とは。。。聖アンナ。。。
 イエス・キリストのおばあちゃん。。。


      アンナマリア


 カトリックは、イエスよりマリアを崇拝する傾向が強いのですが、ブルターニュでは、
 マリア信仰よりも、このアンナを崇拝する、アンナ信仰の方が根強いらしいです。。。

 彼女はブルターニュの守護聖人と言われていて、サン・タンヌ・ドーレというのは
 「オーレの聖アンナ」。。。「聖アンナを祀る村」という意味なのだそうです。。。

 アンナがブルターニュ出身。。。というびっくり説まであったりするそうで。。。
 けれど、マグダラのマリアがイエスの死後、ブルターニュに渡った。。。なんて
 お話もどこかで聞いた事があったから、もしかするともしかするかもしれないですよね。。。

 ブルターニュには、なにかあるのかもしれません。。。

 ちなみに、アンナという名前は、ヘブライ語で「恵み」や「恩寵」を意味する
 ハンナ「Hannah」に由来します。。。

 でも、ブルターニュのアンナ信仰は、キリスト教の聖人だから。。。という理由
 だけではなさそうです。。。
 
 古代ケルトの人達にとっては欠かせない女神アーニャ。。。
 アーニャは、神々の祖と言われ、豊穣と冥界を司る大地母神です。
 
 どうやらそのアーニャと聖アンナが、ケルトの地ブルターニュでは、
 いつしか同一視されるようになったようです。。。

 余談ですが。。。
 ロシアでは「アンナ」という名前は、「アーニャ」というニックネームで呼ばれる
 そうですよ。。。


 それに加え、「アンヌ・ド・ブルターニュ」という、かつてのブルターニュ公国の公女。。。


      アンヌ・ド・ブルターニュ


 死ぬ間際まで祖国への愛を貫き通したアンヌへの、ブルトン人のすさまじい
 忠誠心と憧憬が、このアンヌまでもを聖アンナと同一化させていき。。。

 この地のアンナ信仰は強くなっていったみたいです。。。 


 そんなことを本で読んだ翌日。。。
 昨日ですが、電車の中で、いつも使っている化粧品のカタログをパラパラと
 めくっていると。。。

 そこに載っていた新商品のお知らせ。。。
 「新しいフェイスマッサージオイルには、オレンジフラワーの精油が使われていて。。。」
 なんて書いてあったのですが。。。

 オレンジフラワーって。。。一般的には「ネロリ」と呼ばれることが多いのですが、
 このネロリという名前って、イタリア、ネロラ公国の公妃、
 「アンナマリア」にちなんでいる。。。と。。。


      ネロリアンナマリア


 タイムリーですよね。。。(笑)

 公妃アンナマリアは、この香りをとても愛していたそうです。。。
 
  「17世紀の実在の人物ネロラ公妃アンナマリアが好んで身につけたことにより、
  上流階級の人々の間に広まったネロリ。イギリスの故ダイアナ妃もネロリを愛用し、
  精油を数滴落とした水で洗顔していたことが知られています。」

 
 もともと彼女は、フランス人みたいで。。。
 1675年パリを遠く離れ、この山の中のネロラ公国に嫁いできたのだそうです。。。
 


 ・・・というわけで、アンナマリアが気になっていろいろネットサーフィンしてみましたが、
 この名前は、ヨーロッパの方ではポピュラーだったのかな?
 なんて思ってみたり。。。

 モーツァルトのお母さんの名前も、アンナマリアでした。。。


       モーツァルトのお母さん




 アンナマリアって。。。

 これはきっと、イエスのおばあちゃんとお母さんの名前を合わせた。。。
 彼女達に憧れて、そしてあやかりたい。。。と。。。
 そういう願いが込められて生まれた名前なのかもしれませんね。。。
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聖ロナンの伝説
2008/03/18(Tue)
 Ometeotlさんのおかげで立ち直りました

 ・・・というわけで、本来書こうと思っていたことも書いておこうと思います^^

 
フランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩くフランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩く
(2003/07)
武部 好伸

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 こちらに載っていたブルターニュ、フィニステール県に伝わる二つの伝説。。。

 まずは、そのひとつ、ロクロナン村に伝わる「聖ロナン」のお話。。。
 本から抜粋です。


 人口約800人のロクロナン村は、その名のとおり、聖ロナンゆかりの地である。
 村の名は「ロナンの聖なる場所」を意味するブルトン語だ。

 その聖ロナンという人、もともとアイルランドの修道士だったが、
 「ブルターニュへ行くべし」との神の啓示を受け、天使に導かれ、彼の乗った
 岩が海上を移動して渡ってきたそうな。この人もあまたいる「ケルトの聖人」の
 ひとりだ。

 はじめフィニステール県北部のレオン地方の湿地帯で修行にはげんでいた。
 しかし彼を慕う人があとを絶たず、俗世からはなれたがっていたロナンは
 一路南下し、ネヴェの森のなかに庵を編んだ。

 この森はロクロナンの西部に累々と広がっていた森で、ケルトの言葉で
 「聖なる空き地」を意味するそうだ。
 近年になって伐採がすすんだが、いまでもロクロナンのすぐ南西にまだ
 かろうじて残っている。

 念願叶い、聖人はその森で隠遁生活を過ごしていたが、いつしかオオカミを
 飼いならすなどの奇跡を起こしているという風評が立ち、それに嫉妬した
 女ドルイド僧のケバンがロナンをおとしいれるため、ひと芝居打った。
 彼女は自分の幼い娘を箱の中に入れて隠し、「オオカミ男のロナンが娘を食べて
 しまった」とカンペールのグラドロン大王に訴え出たのだ。

 無実の罪で逮捕されたロナンに向けて、二頭の猛犬が放たれたが、聖人が
 十字を切った途端、犬は彼の足元でひれ伏せた。
 おどろいた役人が、ロナンの主張する場所へ赴くと、箱の中からケバンの娘が
 出てきた。
 しかしすでに息絶えていた。
 ところがロナンが一声かけると、娘が息を吹きかえした。

 「ウソつき女」のケバンは捕らえられ、厳しい処罰を受けることになったが、
 聖人が大王に許しを乞うたので、彼女は釈放された。

 このことでいっそうロナンに対して恨みをいだいたケバンは、今度はロナンから
 誘惑されたとまたデタラメ話を吹聴した。

 もうすっかり嫌気がさしたロナンはネヴェの森を去り、サン・ブリューに近い北の
 地に移り、そこで他界した。

 聖人の遺骸を二頭立ての牛車に乗せると、牛が勝手に南に向って歩き出し、
 ネヴェの森の手前で立ち止まった。
 御者が牛をたたいても、びくとも動かない。

 その場所こそが、いま聖ロナン教会が建っているところだという。

 グラドロン大王がその地を亡き聖人に与えると約束すると、牛は動きはじめ
 懐かしのネヴェの森に入っていった。

 ちょうど小川で洗濯物をしていたケバンが牛車を見つけるや、「ざまあみろ」と
 ののしり、洗濯棒で牛の角を折った。

 その瞬間、大地が裂け、女ドルイドが呑み込まれてしまった。

 ネヴェの森には、ケバンが大地の裂け目に落ちたとされる場所があり、
 そこは「ケバンの墓」と名付けられ、石柱が立てられてあるという。
 しかし大地の裂け目はもうなくなっているらしいが。。。

 
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ケルティックウーマン
2008/03/19(Wed)
 もうひとつの伝説を書く前に。。。ちょっと休憩^^

 ケルトの音楽というと、エンヤが有名ですが、実は私はエンヤは
 そんなに好きじゃないのです。

 ケルト音楽も、本当はもっとトラディショナルな感じが好きなのですが、
 このケルティックウーマンは、大好きです。

 これは、イナバウアー。。。
 荒川静香さんが、オリンピックのエキシヴィジョンで使用して以来、
 すごい有名になりましたね^^

 


 この曲は、とてもケルトっぽい^^

 


 ケルトの民謡。。。スカボロ・フェア。。。

 この曲って、私たち日本人の胸にも。。。
 なぜかジーンと響くのですよね。。。


 

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イスの伝説
2008/03/23(Sun)
 ブルターニュ、フィニステール県のもうひとつの伝説です。。。

 大西洋に大きく突き出たシザン半島の付け根、その北側にある港町
 ドゥアルヌネ。。。

 そのドゥアルヌネ湾の沖合いに、イスという海上都市があったと言われて
 いるそうです。
 干拓地(埋立地?)に建設されたイスは、あのグラドロン大王が治めていた
 コルヌアイユ王国の都だったらしく。。。

 海よりも低いため、町のまわりには防波堤がきずかれ、数ヶ所ある水門は
 満潮時にはしっかり閉じられ、干潮時には生活用水を排水していた。。。
 水門は、都にとってまさに「生命線」だったので、水門を開閉できる黄金の鍵は
 常にグラドロン大王の首にかけられていたそうです。。

 イスの町がどのくらいの規模だったのかは知るすべがないけれど、
 海上交易で隆盛をきわめ、フランスではイスに比肩できる町がなかったと
 言われているそうです。。。

 この大きな都は、大洪水で一夜にして海に沈んでしまいました。。。
 そして。。。
 イスは水没してしまったけれど、今でも海の底に、当時と変わらない姿で
 存在していて、いつの日か復活して、あの大都市、パリにも引けを取らない姿を
 現すとも言われているのだそうです。。。



 またこちらの本からの抜粋。。。


 
フランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩くフランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩く
(2003/07)
武部 好伸

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 イスの住民は富と繁栄を甘受し、教会での礼拝を怠り、日々、快楽にふけり
 遊び呆けていた。こうした自堕落な生活を先導したのが、あろうことか大王の
 ひとり娘ダユーだった。
 彼女にはアーエスという異名もある。

 妖艶な美しさを誇る王女は、グラドロン大王と北方の妖精との間に生まれた子で、
 彼女がこの都の建造主だった。

 王妃の死後、生来の淫乱でよこしまな性格が現われ、夜な夜な若い男を
 引きずりこんでは姦淫を繰り返していた。その方法が実に残酷だった。
 自分の気に入った男達に、姿が消えるという魔法のマスクで顔を覆わせて
 入城させていたが、一夜をともにし、朝方、帰る段になっても顔からマスクが
 とれず、男達はみな窒息死したという。

 あまりの行状におどろいた王は、彼が心酔する聖コランタンに高弟の聖ゲレノを
 遣わしてもらい、王女と住民を説得したが、彼らはいっこうに聞く耳を持たなかった。
 とりわけダユーは聖人を忌み嫌い、罵倒するありさまだった。

 ついにイスの都は神から見放され、悪魔の手にゆだねられた。
 美男子に変身した悪魔が、王女をたくみに誘惑し、黄金のカギを盗むように
 そそのかしたのだ。そして夜半、ダユーが大王の寝室に忍び込み、熟睡して
 いた大王の首にかかっているカギを盗み出した。

 それを手にした悪魔は、待ってましたとばかり、水門をつぎつぎに開けていった。

 海水が町にどっとなだれ込み、住民は渦に呑み込まれてしまった。
 神のお告げによって、聖ゲレノが異変をグラドロン大王に知らせ、ふたりは馬で
 脱出しようとしたが、そのとき王女が助けを求め、大王の馬にすがった。

 大王は娘を乗せようと試みるも、王女の罪の重さで馬はびくとも動かない。
 そのあいだにも海水が怒涛のごとくおしよせてくる。見るに見かね、聖人が
 「王女を捨てなさい。」と叫んだが、わが子とあって、そんな非情なことは
 出来ず、父王はなおも王女を馬に乗せようとした。

 しびれを切らした聖人が、ツエをダユーにあてがった瞬間、彼女は荒れ狂う海に
 放り出された。
 それと同時に大王の馬が疾駆し、聖人とともに海岸にたどり着いた。
 
 振り返ると、ダユーが悲鳴をあげながら、家屋と共に海のなかへと吸い込まれて
 いく姿があった。



 イス2
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洪水で一夜にして沈んだ都
2008/03/24(Mon)
 イスの伝説がおもしろかったので、いろいろ調べていたら、このお話は
 ブルターニュの民譚集。。。
 「バルザス・ブレイズ」に収められていることが解りました。

 バルザス・ブレイズって、どこかで聞いたことがあったなぁ。。。と思ったら、
 ずっと以前に読んだケルト神話の本に書いてありました。

 あの頃はスルーしていたこのお話。。。
 今は、なんだかとても気になるこのお話。。。

 イスの伝説のこと、少し詳しく書いておこうと思います。



  君知るや、グラドロンにむかいて賢者の教えしこと?
  情熱に身をまかすなかれ。狂気に心を奪わるなかれ。
  愉悦のあとには必ず悲哀がおとずれん。
  魚を啖う者はいずれ魚に食われ、肉をむさぼる者はいずれむさぼられ、
  ワインにふける者はやがてハヤのごとく水を呑まん



  〜グラドロン王と王女ダユー〜
 
   グラドロンは、五世紀に生きたたいそう立派な人物でした。
   王が治めていたのはブルターニュ南部のコルヌアイユという国で、
   首都はカンペルレという美しい町でした。

   王はまっすぐな人で人々に慕われていましたが、愛娘ダユーには甘すぎると
   陰口をきく人もいました。美貌の娘ダユーはいつも注目の的でしたが、
   宮廷での娯楽にはどこか飽き足りないといった風なところが見受けられました。

   こうした性格は彼女の血に混じっているのだと噂する者もおりました。
   何年ものあいだ、グラドロンの前の妃についての突飛な噂が流れていました。
   彼女はもともと人間ではなく海の妖精で、王と結婚するために人間の姿になりました。

   しばらく二人は幸せにくらし、愛の結晶としてダユーが生まれました。
   ところが、ある時グラドロンが妃の機嫌をそこねてしまった結果、
   妃は海へと逃げかえり、王は娘をひとりで育てなければならなくなったというのです。

   このように考えればダユーが海を見つめるときのあの思いこがれるような眼差しも
   説明がつくと感じている人もいました。


  〜グラドロン王の改宗〜

   グラドロンがそれまでの土地の信仰をすてて、キリスト教徒になってからというもの、
   娘との関係が悪くなりました。

   王の改宗は突然の出来事でした。

   王はある日家来をつれて森で狩りをしていました。夢中になって獲物を追ううち、
   一行は道に迷ってしまったことに気づいたのです。
   暗くならない前になんとか森を抜ける道が見つからないものか、その辺りを
   偵察してくるよう、グラドロンは命じました。

   数分もたたないうちにきこりの小屋が見つかったので、一行はその丸太小屋を
   目指しました。
 
   そこに住んでいるのはきこりではなく、コランタンという名の隠者でした。
   王はキリスト教徒ではありませんでしたが、この人が徳が高く、
   立派な仕事をしている賢者だという評判を、聞き及んでおりました。

   王はコランタンに、どうか帰り道を教えてもらえないだろうかと言いました。
   コランタンは「喜んで」と答えるとともに、疲れた一行を気遣って、食事の
   世話を申し出ました。

   王とコランタンはしばしば話し込んでいましたが、たちまちにして王は
   コランタンの該博な知識と深遠な洞察にすっかり感心しました。
   しかし狩人たちは「主の祈りやアーメンで腹を満たせということか?」
   と、ひそひそと言い交わしました。
 
   コランタンは彼らの空腹のことは百も承知でした。

   彼は王の召使いに命じ、一番大きな籠と一番よく入る水差しを持ってこさせ、
   小屋の奥の方に案内しました。そこには小さな泉があり、その中にちっぽけな魚が
   泳いでいました。

   コランタンは水差しを手にとって、泉の水をいっぱいに汲みました。
   つぎに泳いでいるハヤをつかみとるとナイフで二分し、片方を籠に入れました。
   他の半分は泉に戻します。
   ついでテーブルにこの籠と水差しを持って行きなさいと、召使いに命じました。

   はじめ召使いはコランタンがふざけていると思ったのですが、コランタンが
   大真面目に言い張るので、それにしたがいました。召使いは王と伴の狩人の
   ところに行き、ご馳走の準備ができましたと伝えましたが、とても貧しい食事で、
   空腹を満たすにはとても足りないでしょうと、言い添えるのでした。

   テーブルを目にして一同は驚きました。上にはありとあらゆる種類の
   ご馳走が並んでいます。肉、魚、くだもの。水差しには赤ワインがこぼれんばかりに
   入っています。

   グラドロンは隠者のやったことを聞くと驚嘆しました。隠者に案内されて、
   ご馳走にばけた魚を見るに及んで、驚きはさらに大きくなりました。
   半身が再び完全な魚となり、何ごともなかったかのように泳ぎ回っていたのです。

   グラドロンの心には、隠者を連れて帰りたいという気持ちがつのってきました。
   「人々の中に入って、国中にそなたの信仰を広めてほしい。カンペルレの司教にも
   なってもらおう。好きなだけ改宗させてよろしいですぞ」
 
   イエス・キリストのためにこれほどの奉仕をする機会を見逃す手はありません。
   コランタンは即座に承諾しました。
 
   このようにしてグラドロンはキリスト教徒となりました。カンペルレには教会や
   礼拝堂、修道院が建てられました。コランタンは美徳、慈善、節制を広めるため、
   王にすすめて新しい法を制定させました。


  〜イス造営〜

   何か月かがたちました。以前とくらべて、カンペルレは徳が高く、精神的に
   満ち足りた町となりました。
   が、ダユーはしだいに物憂げで、ふさぎがちになっていきました。
   心配した王はついに娘に話しました。
 
   「わが子よ。何を悩んでいるのだ? 何かほしいものでもあるのか?」
 
   「このぞっとする町のせいですわ、お父様。あなたのおかげで、ここは僧侶だの
   悔悛した罪人だのでいっぱいになってしまいました。ここにはも喜びもないし、
   笑い声も聞こえない。聞こえてくるのはお祈りに、聖歌ばかり。」

   「黙りなさい、ダユー。」と王が答えます。
   「神に仕える人たちを冒涜してはいけない。あの人々の仕事に比べたら、
   他のことはすべて犠牲になっても仕方ないのだ。」
 
   するとダユーは顔を伏せて泣き出しました。グラドロンは厳しいことを
   言い過ぎたのではないかと反省するのでした。
 
   「ほらほら、そんなに泣くんじゃないよ。おまえの心の悩みをやわらげるのに、
   何か私にできることがないかな? 何がほしいか、ほら、一言いってごらん。
   すぐにかなえてやるぞ」
 
   ダユーの目が輝きました「海です、お父様。海がほしい」
 
   グラドロンが戸惑った顔をしたので、ダユーは続けます。

   「海が恋しいんです。海からこんなに離れたところに住むのはもう我慢できません。
   海のそばに町をつくってください。そうなれば私も満足です」

   こうしてイスの町が作られることとなりました。
   位置はコルヌアイユの一番西の端が選ばれました。
   渦潮岬(ポワント・デュ・ラ)の近くです。グラドロンは職人たちに指示し、
   まもなく新しい町が姿を現してきました。あまりにできばえが素晴らしかったので、
   グラドロンは宮廷をそこに移し、娘といっしょに住むことにしました。

   ダユーは大喜びです。グラドロンはこれ以上の何を望みましょう? 
   娘を溺愛する父親として、グラドロンは最高に幸せでした。

   程なくして、コランタンのもとから使いがやってきました。
   「素晴らしい新都のどこに、神の家があるのです?」と司教が尋ねます。
   グラドロンは深く恥じてうなだれました。娘を喜ばせたいという一心で、
   グラドロンは教会をなおざりにしてきました。
   すぐにあやまちをただそうと、王はコランタンに返事を送りました。
 
   ところがダユーの方でもある願いを父親のところに持ってきました。
   イスの町は窪地にたっているので、洪水や嵐に対して脆弱です。
   大波から町をまもるために、堤防を作らなければいけません、とダユーは言いました。

   王は辛抱強く娘の話に耳をかたむけ、そのことは考えておこうと返事しました。
   しかし、第一に優先すべきは教会を建てることだ、神の家がないことには王の魂も、
   民衆の魂もどうなるやら知れたことではない…と言うのでした。

   ダユーにとってこれ以上腹立たしい言い草はありませんでした。
   ダユーの頭には、自分の愛しい町が第二のカンペルレとなり、僧や説教師たちの
   おかげで窒息させられる姿が浮かんできました。


  〜サン島の巫女〜

   解決策を授けてくれたのは、ダユーの母親ゆずりの本能でした。
   深夜、ひそかに寝床を抜け出したダユーは、小舟にのりこむとサン島を目指しました。
   この島はイスからさほど遠くはないのですが、島をとりまく潮の流れが気まぐれなので、
   漁師たちは「サン島を見る者は、自分の死を見る」と言い習わしているほどです。

   ダユーは固い決意をもってサン島に向かっていきます。この島には、
   古いしきたりを守り、福音を説こうとするものを寄せつけない巫女の集団が
   住んでいるのです。

   この女たちはコリガンを思い通りに動かすことができました。コリガンというのは
   小ぶりの妖精の一族ですが、人間百人分もの力とスピードを持っているのです。

   ダユーは島に着きました。そして島の奥地の森の中で、ついに巫女たちを見つけました。
   ダユーは一同に呼びかけました。

   「サン島の皆さん、どうかお聞きください。私はダユー、イスの王女です。
   皆さんのお力添えをお願いにきました。」
 
   一番の老女がダユーに近寄りました。

   「ダユー、お前のことは知っている。それにしてもなぜ、サン島に来たのかね? 
   我らをおとなう者はもはやほとんどいない。新しい教えを奉ずる者どもは、
   我らを迫害しおった。我らに残されたのは森の暗闇だけだ。もう他に行くところはない。」
 
   ダユーは自分の町もキリスト教の脅威にさらされていると言いました。
   そこで巫女たちはダユーに救いの手をさしのべることにしました。
   コリガンを呼び出し、町の周囲に堤防を築くよう命じ、さらにグラドロンの
   教会を見下ろすような立派な城を造りなさい、と言いました。

   ダユーは巫女たちにお礼をして、すぐにイスに戻ってきましたが、近づくにつれて
   ダユーの胸は喜びでいっぱいになりました。なんと新しい城の櫓が、
   月光を浴びて皎々と輝いています。港に近づくと、約束の堤防が姿を現しました。
   巨岩を並べてつくった堤防で、どんな嵐が襲ってきても大丈夫そうに見えました。

   堤防には青銅の水門がついており、それを開けるのは二つの銀の鍵です。
   ダユーはていねいに鍵を抜き取り、保管をグラドロンに頼みました。
  
   グラドロンは町がみちがえるようになってびっくりしました。そのわけを娘に
   聞こうと思いましたが、ダユーは真実をあかさず、自分のやとった職人が
   作ったのだというばかりでした。


  〜イスの繁栄〜

   その後数か月の間、こうして美しくなったイスの町は、美しさに恥じないほどの
   繁栄のときをむかえました。

   コリガンの助けをかりたダユーが、市民たちを富ませる新たな方法を見つけたのです。
   ダユーは彼らに舟脚が速く、頑丈にできている舟を与えました。突風や嵐にも
   沈むことはありません。

   次に海の底から恐ろしい怪物を呼び出しました。そして通りかかった舟を襲い、
   岩に衝突させよと命じるのでした。間もなく、イスの住人は漁師をやめて、
   ハイエナ稼業を始めました。
   難破船から流れ着く高価な品物で、自分たちのふところを肥えさせようという商売です。
   
   そしてこの商売に一番熱心だったのは、だれあろうダユーでした。毎晩のように
   ダユーはコリガンを呼んで、珊瑚だとか、ネックレスだとか、はては溺れている
   船乗りを自分の恋人にしたいとねだるのです。

   しかしこうしたものに心を惹かれるのは一瞬で、たちまち飽きてしまうと、
   波間に捨ててしまうのでした。

   こうして得た富によって、イスが腐ってしまうのは時間の問題でした。
   グラドロンの教会には閑古鳥が鳴き、人々は安逸と邪淫の生活にふけりました。
   この嘆かわしい事態に、コランタンはランデヴェネック修道院のゲノルを呼び出し、
   イスの人々に説教するよう要請しました。


  〜背徳の都〜

   ゲノルはイスの町の核心にまで悪徳がはびこっているのを目のあたりにして、
   身ぶるいしました。建てられて間もない教会はすっかり見捨てられていました。
   これを見て、会衆の集まるのを待っていても詮のないことと悟ったゲノルは、
   教会の外に出て説教をはじめました。悪の道から足をあらい、悔い改めねば、
   父なる神が必ずやみなの衆を破滅の淵におとすだろうと、警告したのです。
 
   こうしたゲノルの言葉は、嘲りをもってむかえられました。やがて人々は石を投げはじめ、
   ゲノルを城壁の外に追い払ってしまったのでした。

   イスを事実上治めていたのはダユーです。王はもちろんグラドロンですが、
   何でも娘のいいなりでした。グラドロンは娘の暴虐非道のおこないを知らなかったし、
   知りたくもありませんでした。夜になると、王は一人で私室にこもり、早々と
   床についてしまうのでした。
 
   ダユーは対極の生活をおくっていました。ダユーの城では、飲めや歌えやの宴の
   大騒ぎの音が毎晩ひびきわたっています。また、毎晩違った求婚者がダユーの
   わきにはべるかのようでした。色白美人と噂のダユーを一目見ようと、
   ブルターニュ中から若い貴公子がやってきては、かの女の魅力にころりと
   まいってしまうのでした。

   ダユーは夜どおし相手に寄り添って、下にも置かないもてなしをします。
   特に気に入った少数の男たちには、ダユーはさらに秘められたご馳走をふるまいました。
   
   この選ばれた男には絹の仮面があてがわれます。そしてダユーの部屋に
   忍んでくるときも、出て行くときもこれを着けるように言われます。黄昏どきになると
   漆黒のマントに身をつつんだ長身の従僕が男を迎えにゆき、秘密の廊下を
   とおってダユーの部屋まで案内します。そして男は夜明けとともにこっそり抜け出すのです。
 
   このような営みは、王女がご満悦の間は夜な夜な繰り返されます。
   しかし男にあきてしまうと、王女は仮面のひもを特別の結び方でしばるのでした。
   男が部屋から出ると、ひもは鉄のワイヤーに変わり、男の頭蓋骨を貝殻のように
   砕いてしまうのです。死骸は従僕により渦潮岬に運ばれ、そこで海中に投じられました。

   地元の漁師たちはことの真相を知り尽くしていました。というのも漁師たちはまもなく、
   岬の風に混じる苦しみ悶える魂の叫びが聞き分けられるようになったのです。


  〜赤い男〜

   一方、ダユーの方では押し寄せる求婚者たちに心動かされることはありませんでした。
   ところがある日、異国からの見知らぬ客人がイスの城門をたたきました。

   客人は途方もないほどの従者をひきつれ、王女さまへといって豪奢な贈り物の
   数々を並べて見せました。この客人自身は、兜のてっぺんの飾りからかかとの
   拍車にいたるまで全身が赤ずくめです。髭までが地獄の業火のように真っ赤です。

   この客人のふるまいには他の求婚者たちとは一線を画すものがありました。
   王女のわざとらしい誘惑にのってくるということもありません。絹の仮面を送りつけても、
   そんなものは被らないといって、男は素面であらわれました。

   ダユーは内心、男の自制心に舌をまいていました。誰もがまいってしまった私の魅力に、
   この男だけは何ともないみたいだ、と。王女は相手の頬をなでようと手を伸ばしました。
   ところが男は後ろに身をひき、「王女よ、何を下さりますかな?」と訊くのでした。
 
   「この私だけでは不足なの?」
 
   「では、私の頼んだものをいただけますか? この私に気がおありなら、
   堤の鍵をいただけますかな?」
 
   男が求めたものは、イスを守る水門の鍵でした。

   「グラドロンが昼も夜も首にかけていますわ。絶対にあなたなんかに渡すものですか」
 
   ためらい、一度は断ったダユーですが、男は続けました。
 
   「今は夜ですぞ。王はきっと眠っているでしょう。そんな王様から鍵を盗むことなど、
   あなたなら簡単にできるはず。鍵を私にください。きっとあなたを私の妻にしましょう。
   火が燃え、煙の柱がたなびく私の宮殿にあなたをお連れしよう。」

   ついにダユーの好奇心が勝ちをおさめました。部屋から男を連れ出すと、
   二人はグラドロンの私室をめざしました。王はぐっすり眠っています。
   外では嵐が始まり、足音を聞かれる心配はありません。ダユーは部屋に入り、
   王の寝台に近づくと、手をのばして王が首にかけている鎖から、そっと鍵を
   はずしました。ダユーは鍵を後ろ手に男に渡し、その顔を見ようと首をめぐらすと、
   男は消えていました。


  〜失われたイスの都〜

   王はびくっとして目を覚ましました。誰かが大声で呼んでいます。
  
   「グラドロン、急いで逃げないと命がないよ。水門が開いてる。イスに
   洪水がおしよせてくる。すぐに町全体が海に沈むぞ」 

   そこにはゲノルの姿がありました。
   一刻の逡巡もなりません。グラドロンは寝台から跳ね起きて、駆け出しました。
   まず頭に浮かぶのは娘のことです。ダユーは王の寝室を出た廊下で、
   当惑の極みで凍り付いたような表情をしています。グラドロンはダユーの手を
   ひいて階段を下りて行きました。中庭ではゲノルが馬の用意をして待っていました。
   王は娘とともに馬にのると、修道僧を伴にして、城門の方へとすばやく馬を進めました。

   ゲノルの馬は速く進みましたが、グラドロンの馬はぐずぐずとおくれました。
   ゲノルは振り返ります。するとただちに何がまずいのか分かりました。
 
   「うしろの悪魔を振り落とすのです」とゲノルが叫びます。
  
   しかし王はこの忠告にはおかまいなしで、馬にさらに拍車をかけました。
   が、そのかいもなく、水が馬の脚を徐々に這いあがってきます。
 
   「悪魔を振り落としなさい、グラドロン。さもないとあなたの命はありませんよ」

   ゲノルがもう一度叫びました。

   「何を言っているのだ。これは私の娘だ。悪魔などではない!」

   しかし修道僧は首を横に振りました。

   「その女こそ王様の一切の禍の種子ですぞ。その女が悪魔に水門の鍵をあたえ、
   イスの町を破滅に導いたのです。今この瞬間に捨て去りなさい。
   それともいっそ心中する気ですか?」
 
   それでもグラドロンがためらっているので、ゲノルは杖をえいとばかりに伸ばして、
   ダユーの肩を打ちすえました。その瞬間、ダユーの握っていた手が放れ、ああっと
   叫んだかと思うとのけぞりざま、さかまく渦の中に落ちてしまいました。
   そしてたちまち波が王女を呑みこみ、それっきり姿が見えなくなりました。

   するとまさにその瞬間に嵐が鎮まりはじめました。これによってグラドロンとゲノルは
   安全な場所へと馬の鼻を向けることができたのです。ついに二人は乾いた地面に
   たどりつきました。グラドロンは馬を休めるかたわら、最愛の娘を失ったことに心の
   整理をつけようと、懸命につとめるのでした。

   しばらく休んで元気がもどると、王をランデヴェネックの修道院に連れて行こうと
   ゲノルは決心を固めました。騎行する二人からは、まもなく海は見えなくなりました。
   しかし、恐ろしいほどの霧が発生して二人のあとを追ってきました。

   そしてこのように半ば目かくしをされたような状態の中で、かもめの声を聞くたびに
   グラドロンはびくりとするのでした。

   置き去りにしてきた娘の最後の悲鳴にそっくりだったからです。


  〜グラドロンの最期〜

   グラドロンは数か月間ゲノルの僧院に滞在しました。
   しかし海辺のランデヴェネックでは、王は心からくつろぐことはできませんでした。
   夜など、岸辺によせる波の音が聞こえてくると、物狂おしい気分になって、
   寝つけなくなるのです。

   時に、自分を呼ぶ娘の声が聞こえるような気がします。
   あまりに甘美な響きなので、今すぐ水に飛び込んで、そこにいるはずの娘を
   見つけ出したいという、激しい欲求にとらわれてしまうほどでした。
 
   このような声を聞いたのはグラドロンだけではありません。
   ダユーが姿を消して以来、渦潮岬付近で人魚を見たという漁師が多数でてきました。
   彼らにとっていちばん印象深いのは人魚の歌でした。
   その訴えるがごとく、怨ずるがごとき歌にほだされた末に人魚の姿をもとめて
   水中に飛び込んだ漁師は数が知れません。

   そして、人魚にほんとうに出会ってしまったら、彼らが二度と陸に帰ってくることは
   ありませんでした。

   しばらくすると、グラドロンは海辺にすむのが耐えられなくなり、僧院から
   抜け出してしまいました。ゲノルは失踪した王を心配して、捜しに出かけました。
   ずいぶん長く捜し回った末、ようやくクラヌーの森で探し当てたときには、
   王はすでに死の床にありました。

   私はここで隠者の生活をおくってきた、たった一人のドルイド僧だけが仲間だったと、
   王は苦しい息で言いました。

   「この老人にはつらくあたらないでくれ。この男は私などよりよほど苦しみは大きいのだ。
   私は娘を喪った。自分の都も喪った。だが、この男は自分の神を喪ったのだ。
   この男は信仰の死をいたんでいるのだ。これほどつらい悲しみがあるだろうか?」

   これがグラドロンの最後の言葉でした。そして、ここに教会を建ててほしいと王が
   最後にお望みになったと、ドルイド僧は伝えました。
   この願いは叶えられ、新しい教会が建てられました。一方でゲノルはドルイド僧に
   むかって、人生に残された日々をランデヴェネックの僧院で暮らさないかと勧めるのでした。
 
   しかしドルイド僧はこれを断り、こう言ったのです。

   「私には森の小径の方がむいています。こんな小径も、あなた方がお求めの道も、
   同じ神様のところにまで通じているのかもしれませんよ」

   ドルイド僧はゲノルに背をむけ、愛する森の中へと戻って行きました。
   ゲノルはグラドロンの遺骸を僧院へと運び、手厚く葬りました。


  

   イスの都は、海の底で、今もなお存在し続けているのだという人がいます。
   そして、このようにいう人も。。。

   イスの都が海に沈んでいるのは、グラドロンの教会でミサが行われている
   間だけ。。。

   このミサは今も現に進行中です。なぜなら、正式な唱和を
   返してくれる会衆がいないので、司祭は最後まで終えることができないで
   いるのです。

   でも、いつか突然生きた人間が教会にあらわれ、司祭に協力した結果ついに
   ミサが終了し、海底のイスの都が再び浮かび上がって来る日がやってくるの
   だろうというのです。

   そして。。。
   その時にはフランス中で並ぶもののない、美しい都となるだろうと
   言われているそうです。


 
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ケルトの他界思想
2008/03/25(Tue)
 聖ロナンのお話やイスの伝説を読むと、ケルトの歴史や宗教に興味のある
 方なら、なるほどぉ。。。と、思われるかもしれません。。。

 ケルト人達の元々の宗教は、ドルイド教です。
 アニミズムの精神と、そして、人は死んだら他界へ行きそこで新たな生が
 始まる。。。
 魂の不滅を信じる輪廻転生の思想。。。

 キリスト教の思想とは、ある意味対立しています。。。

 キリスト教は、魔女のお話でも触れたように、歴史の中、太古の神々を
 どんどん悪魔に変えていってしまいました。 
 けれど、ケルトの神々は、「妖精」というものに形を変え、今もその地に
 生き残ることが出来ました。

 それは。。。
 アイルランドにカトリックの布教を行った宣教師、聖パトリックのおかげだと
 言われています。。。

 彼は、もともとはブリテン島で生まれましたが、10代の頃、奴隷としてアイルランドに
 つれてこられ、そこで6年あまりを過ごしたあと、ようやく脱走。。。
 でも、アイルランドのことが忘れられず、宣教師として、再びアイルランドの地を
 踏むことになります。。。

 アイルランドで少年期を過ごした聖パトリックは、虐げられた貧しい人々の
 心の支えとなっていた土着信仰を。。。
 古くから伝わる伝説や神々の息吹を肌で感じていたので、それを完全に
 抹消してしまうことはせず、カトリックとドルイド教を、うまく融合させていったそうです。。。

 今ではアイルランドの国花となっている「シャムロック」。。。
 これは、聖パトリックがシャムロックの三つ葉を使って、三位一体を説明して
 いたからなのだそうです。。。
 一本の茎で結ばれているそれぞれの葉が、父と子と精霊を表していると。。。

          
           シャムロック




 そんな独特の雰囲気を持つケルトのカトリック。。。
 現地のドルイド教としっかり融合し、根づいていったキリスト教は、
 アイルランドで次々と聖人を生み出し、そんなケルトの聖人達が
 ブルターニュにもやってきました。
 そしてここでも、同じようにケルト風カトリックを広めていきました。。。


 ところで。。。
 ブルターニュのお話に出てくる女ドルイドのケバンや、王女ダユー。。。
 本当に悪人だったのでしょうか。。。


 ケルトびいきの私には、どうしてもそうは思えないのです。。。


 ふたつのお話は、やっぱりどこか脚色されたように感じますし、
 ダユーは。。。お母さんが海の妖精。。。
 海を、とても恋しがる。。。

 ダユーは、「アーエス」という名でも呼ばれますが、これは「善良な魔女」と
 いう意味なのだそうです。

 ダユーは死んではいません。。。
 水没したあとも、水の精、人魚となって今もなお、そこに生きつづけています。
 ダユーは、悪女ではなく、もしかするとケルトの女神だったのでは?
 ・・・というお話もあります。。。

 先ほどのお話ででた、ケルトの思想。。。輪廻転生。。。
 死んだら行くとされている楽園は、海の彼方にありました。
 
 ティル・ナ・ノグ。。。常若の国。。。
 イ・ブラゼル。。。至福の島。。。
 そして、テイル・テルンギリ。。。波の下の国。。。

 みんな海と関わりがある。。。

 ケルトの「他界」は永遠の若さと実りが保証された「楽園」として描かれます。
 
 こういった考えを持つケルト人だから、死を恐れない勇猛果敢な戦士として、
 あのカエサルを恐れさせたのかもしれませんね。。。
 そしてまた、この他界がキリスト教の「天国」の概念にも似ていることが、
 ケルト人が比較的すんなりとキリスト教を受け入れた理由の一つとなっている
 みたいです。

 そして。。。
 「他界」はまるきりの異世界ではなく、現世と陸続きであるとされていました。。。
 たとえば、妖精や小人たちは「他界」の住人で、二つの世界を自由に往来し、
 現世で人間の前に現れては遊んだりいたずらをすると信じられていました。。。

 また、妖精たちに限らず、人間でも特殊な能力を備えた者ならば、
 生きながらにして二つの世界を自由に往来できると信じられていたのです。。。

 「他界」とは死後の世界であるばかりか、現世と重なりあう。。。
 身近な存在でもあったようです。。。

 ケルト人にとって、もっとも身近な他界は「海」でした。。。
 他界の楽園は海の向こうで、海や川を越えなければ行けない場所であると
 されました。。。。

 海は母胎の象徴で、川はこの世と彼岸の境界の象徴です。。。。

 人が死ぬとその魂は現世と他界の境界を越え、母なる海へと還り生まれ変わる。。。
 海の向こうに豊饒の地「他界」があるのは、そうした考えを象徴的に示している。。。と
 そう言っている人もいます。。。


 ダユーは、人間と妖精の間に生まれた娘。。。
 他界と現世の狭間に生まれた存在でした。。。

 ダユーの母、海の妖精はもちろん他界の住人です。。。
 そして、こうした伝説においては、娘とは母親の生まれ変わりと同義になる
 そうなので、ダユーも母親と同類ということになります。
 
 つまりダユーは生まれながらにして他界の住人だったのです。。。

 ダユーがあんなにも海に憧れたのは、なぜなのでしょう。。。
 
 それは。。。
 他界への憧れだったのではないでしょうか。。。

 そして。。。
 その他界を支配するのはこうした「他界の女性」でした。。。

 ケルトの伝説には、美しい女たちの住む島の話がよく出てきます。
 イスの伝説の中にも、サン島の巫女のお話が登場しますね。。。 
 サン島の巫女達は、そこで古い宗教を守っている。。。

 古代ケルト社会は母権社会で、創造を司る存在として大地母神崇拝が広まっていて、
 他界はそうした女神の領域と考えられていたようです。。。


 もし。。。
 ダユーや女ドルイドのケバンが、こうした母権社会のケルト従来の宗教や文化を
 象徴していたとしたら。。。
 ロナンやゲレノという聖人達は、何を象徴しているのでしょう。。。


 こういったことを知って再びあのお話を読むと。。。
 また違った一面が見えてきたりしませんか?


 人魚の美しい声に誘われて、海に引きずり込まれた漁師達。。。
 彼らは死んだのではなく。。。
 もしかしたら。。。他界に行ったのかもしれませんね。。。


 イスの伝説
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フィドル
2008/03/28(Fri)
 ケルト音楽に欠かすことの出来ない楽器のひとつ。。。
 それが「フィドル」です。

          フィドル


 フィドルって。。。ヴァイオリンとどう違うの???と誰もが思うと
 思うのですが、その違いは、アイルランド人にもよく解らないそうです(笑)

 フィドルが英語で、ヴァイオリンはイタリア語だというだけのこと。。。と
 いう人もいますが。。。

 一説では、駒の部分のアールが違う。。。なんていうのも見ましたが、
 楽器に関しては素人の私には、写真を見ても、どこがどう違うのか
 よく解りませんでした^^;

 クラシックでは、乾いた繊細さを強調して演奏するのに対して、
 ケルト音楽では、弦に樹脂を塗ったりして、太い音でわざと泥臭く
 演奏するのが特徴なのだそうです。

 ウィキしてみたら、おもしろいことが書いてありました。


   「ヴァイオリンは歌う、しかしフィドルは踊る」

   「フィドルにビールをこぼしてもだれも泣くものはいない」


 確かに!!(笑)
 ストラディヴァリウスにビールはこぼせませんね(笑)
 
 アイルランドの人達は、パブでギネスビールを片手に陽気にフィドルを
 奏でながら、歌ったり踊ったりしているのでしょうねぇ^^


 この曲も。。。
 フィドルの音色が、グンとケルト色を強めていますよね。。。


 
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ボーラン
2008/03/29(Sat)
 フィドルに続くケルトの楽器。。。「ボーラン」


   ボーラン



 これは片面にしか皮を張らない太鼓で、素手あるいはスティックで
 叩きます。
 空いた方の手で裏から皮に触り、音程を変化させることが出来るそうです。
 簡単な構造の割には、驚くほどの複雑な表現が可能なのだそうです。

 ボーランの音は、こちらのサイトで試聴できます^^

 ちょっと、シャーマンの太鼓に似てますね。。。


 このビデオでおじさんが叩いている太鼓がボーランです^^

 
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イーリアン・パイプ
2008/03/31(Mon)
 次の楽器はイーリアン・パイプ。。。

   イーリアンパイプ


 スコットランドの民謡でよく使われる、バグ・パイプの仲間の楽器です。

 スコットランドでは、息を吹き込んでバグを膨らませて音を出しますが、
 こちらは、肘にはりついたふいごに、腕の運動によって空気を送り込みます。

 ドローンという低音管と、メロディーを奏でるチャンター、さらに和音を担当する
 チャンターの3種類の管から音が鳴るようになってます。。。

 ちなみに「肘」のことをゲール語で「Uilleann」と言うそうです。。。

 ボーランの記事に載せたビデオに、この楽器もチラッと出てきますね^^
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ティン・ホイッスル
2008/04/01(Tue)
 お次は「ティン・ホイッスル」。。。


  ティンホイッスル



 これは、プラスティックのマウスピースのついたブリキ製のリコーダーです。
 見た目は、かなり安っぽいのですが、哀愁漂う、なんとも言えない音色を
 奏でてくれます。。。

 キーごとに何種類もあるそうで、ティン・ホイッスルの素朴な音は、ケルトの
 メロディーには欠かせません。

 もし。。。アンデスのケーナが尺八っぽいとしたら。。。
 こちらは、雅楽の横笛っぽいかなぁ。。。なんて(笑)

 最近のティン・ホイッスルは、プラスティック製や真鍮製がポピュラーなようです。。。

 先日の「ケルティック・ウーマン」の記事で紹介させていただいた
 「スカボロ・フェア」で、その素敵な音色を響かせてくれていましたが。。。
 
 有名なこの曲でもまた。。。
 大活躍していましたね^^


  
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ケルティックハープ
2008/04/02(Wed)
 ケルト音楽で使われている楽器はどれも大好きですが、
 その中でも、一番好きな楽器。。。
 一度弾いてみたい楽器が「ケルティックハープ」です。。。


   ケルティックハープ



 日本では、「アイリッシュハープ」と呼ばれることも多いようです。
 また、主に、アイルランドやイギリスなどの民謡を弾くときに使われていた
 ハープなので「フォークハープ」という呼び方もあります。

 クラシックのハープとほぼ同じ構造だそうですが、小型なので持ち運びが
 可能です。
 弦も、昔は金属だったのが、今ではナイロンが主流になっているようです。

 昔の。。。
 吟遊詩人が持っていたような形は18世紀ごろに途絶えてしまったそうですが、
 現在、最古のハープは、アイルランド、ダブリンにあるトリニティ・カレッジに
 所蔵されているそうです。。。

 この大学には、あの「ケルズの書」もあるので、いつかぜひ行ってみたいなぁ。。。

 そうそう。。。
 ハープの起源は、弓なのではないか。。。
 なんてお話も、どこかで聞いたことがあります。。。


 余談ですが。。。
 シュタイナーは、リラ(ライアー)を音楽療法に使っていました。。。
 もしかすると、昔の吟遊詩人が使っていたのは、どちらかというと
 リラに近いのではないかなぁ。。。なんて、私はなんとなく思ったりもするのだけど。。。

 ちなみに、リラというのは、「千と千尋の神隠し」で木村弓さん
 弾いていた竪琴のことです。。。
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